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AMAPOLA

オープニング曲の演出

202410.13記載
(C)Wix.com

まり子さんが好きな街並みは、ニューヨークと横浜である。カーネギー大ホールでの3回の公演はもちろんだけれど、ブルックリンの裏街やソーホー、リバーサイドなど、夢を追って生きている人々の心の響きが感じられる街並みも、まり子さんのシーンに描かれている。

蜃気楼は、85年のCM撮影で初めて、ヘンリーさん、お母様と訪れた時のアルバム「MELLOWLIPS」に収録されている。

このアルバムのメインは、♬My Heart New York City である。その心象風景は、すさんだ魂が銀河の果てを彷徨い、夢を求めるものであった。

その隠しテーマが背景にあっての、

OLD TIME JAZZ

STARDUST

Unfogettable なのだ。 

開演前のアナウンス後、♬AMAPOLA が流れる。大人の休日倶楽部等、日本でもCM曲に使われる名曲。

真梨子さんのコンサートが、そんな大人の余裕を感じさせる休日を彩るのも素敵だ。

夫婦で応援してきたその時間を語り合うのも、ある意味とてもおしゃれなことである。

真梨子さんは、そんなおしゃれな異空間を演出してくれる。

 

​また、一番印象的なのは、1920年代の禁酒法の時代のNew Yorkを舞台に描いた映画

ONCE UPON A TIME IN AMERICA である。元々は、スペイン出身の歌手が渡米して歌唱した曲だ。

まさに、様々な人が行き交う、ニューヨークである。

そして、少し考えすぎなのであるが、初めてニューヨークを訪れたその前年の年末

ペドロ&カプリシャス以来、11年ぶりに出演した1984年の紅白歌合戦。「桃色吐息」の歌唱。

いわゆる対戦相手は、沢田研二さん。

沢田さんの歌唱した楽曲は、「アマポーラ」であった。

​こんな偶然を、私は演出された必然だと思っている。

2024-25 EPILOGUE
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