Copyright ( C ) MDF 2007-2025 All Rights Reserved
我蘭憧
1983/10/28 渋谷公会堂
1984/05/09 東京厚生年金会館 ほか
にがいラプソディ
誤解
トワイライトクール
デイブレイク
夜明けのララバイ
涙もろいペギー
ハート&ハード
あなたの空を翔びたい
come back to me
アフロディーテ
for you...
She Was The One
Love Me Hold Me Kiss Me
ララバイシーガル
Rain...
stop my love
DJがいつもかけるうた
ランナー
漂流者へ
THANKS
当時のチケット情報誌ぴあに、コンサートのインフォメーションが載っていた。タイトルの文字は、「Rain...高橋真梨子」であった。
あえて、前作の古めかしくしたアルバムに対して、
当時のシンセサイザー音楽のHIT メーカー、大村憲司氏のサウンドをかなり取り込んでいる。
各曲のイントロが長い。
またデジタル音源を使うことでの、ステージの奥行きと幅も広がる。
もちろん、真梨子さんは、こんなことをインタビューで応えている。
ヴォーカルに音が重なり消えてしまうような音作りは違うと思う。
そういう意味で、ヘンリーバンドが自分を引き立出せてくれる演奏をしてくれているのはありがたい。結局自分が納得した歌じゃなかったら、絶対に歌えない。
このコンサートのセットリスト。
今すぐ復刻版で再現して欲しい。
concertのメインは「for you...」と「Rain...」。
まだ硬い声と、高音部分の緊張感が凄い。
かっこよく、シンプルで、ハードである。
その中に、切ない「漂流者へ」の情感と
力強い魂の鼓動が響く「THANKS」。
こういうコンサートがなければ、カバー曲のアルバムもない。でも、どんなにカバーアルバムのコンサートが素晴らしくても、このオリジナルには勝てない。
カバーの存在意味を認めても、そのことで逆に不要とすら思えてくる。それくらいのコンセプトである。
そして、コンサート会場が2000人規模になり、
真梨子さんには、思いもかけない新たな試練が待っている。
(2020/08/10記載)