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フレンズまつり 日本武道館
1999.03.14-15
1999.5.21 VIVL-237
2000.12.6 VIBL-20
2002.12.18 VIBL-91
涙の街角
あなたの空を翔びたい
遥かな人へ
君の海に
はがゆい唇
桃色吐息
ごめんね
for you...
3/14
迷い鳩のように
Brown Joe
裏窓
とまどい小夜曲E
3/15
五番街のマリーへ
ネイチャーBOY
ハッピーエンドは金庫の中
あなたが生きたLove Song
Unforgettable
THANKS
HBP
Excuse Me
stop my love...
水の吐息
フレンズ
グランパ
無伴奏
ランナー
その日私は、コンサートが開かれる6時間前に武道館に行った。武道館にかかるタイトルを昼間のうちに撮影したかったからである。集合時間らしく、ペーパームーンオーケストラのヴァイオリニストが、何名も大きな門をくぐってきた。まだ桜も咲かない小春日和の午後だった。
いろいろとこのコンサートには想い出のある方も多いと思う。しかし、このコンサートでは、たった一言がすべてを語ったコンサートであった。
THANKSである。真梨子さんがヘンリーさんに「何か今日は話があるんでしょ・・・」と向けられて、お母様のことやこれからのことを話し続けた。
まだ「恋ことば」はリリースされておらず、まして「時間のそよ風」のようなストレートな言葉で表現できるとは、当時真梨子さんも思っていなかったに違いない。このホームページの原稿らしい原稿のスタートは、実はこのコンサートの感想にある。当時の「てまり」に投稿した。簡潔にまとめると・・・・・・・
「確か真梨子さんは、THANKSで歌詞を間違えたのです。
いいえ、確かにそう歌ったのです。
熱く激しく あなたに 出逢い 夢をうたって来たけど
熱く激しく 別れが来ても 愛し続けるは ひとり と。
はっきりと「あなたに」と歌ったのです。ここは本当は「あなたと」。歌の前で母を語り、歌う真梨子さんの後ろでは、パームスクリングスがロンドンでのお母様とのゴルフの様子が映し出されていました。まさに、お母様に贈る感情をこめた歌でした。
感情を押し付けず、時として無機質と表現される真梨子さんです。無意識の間違いか、この時だけの想いか・・・
「あなたに」のほうが「あなたと」よりも、対象を強く示す言葉の響きがありますね。
たとえ、間違いであっても、想いであっても、
このときは、みんなが涙を流していたのだから、真梨子さんの気持ちが確かに伝わり、しっかりと応援していたのです。
香港ツアーでは、かなりの時間をファンと一緒に過ごされたお母様です。左手前に、万田久子さん、NICOLの松田さんが座っていた、真正面のスタンドのよい席でした。
for you...とフレンズの電飾が、武道館のまあるい空間に、天球のように輝いていました。」