いきなり面白い曲がオープニングとなった。

タイトル名というよりも、歌詞に特徴がある。しかし、その舞台のイメージは、中央に回転する文字、そしてニューヨークの裏町化と思わせる雑踏。

しかし、カッコいい。

とにかくカッコいい。

 

ソプラノサックスを手に、高音をシャウトする真梨子さん。

まさに、MARIKO　って声をかけてみたいところである。

もちろん本来2曲目は、男性詞の曲。

気分は、大人な街角である。

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情感を込めた♪ごめんね。

そして、CDで聴くよりも素敵な2曲。

藤井さんのアコスティックギターがいい音色だ。

音源も併用しているのだけれど、こんなにゆったりとした大人のパラードなんだという感じ。

しっとり感、ウエット感。

背景の大きなレースのカーテンが、虹色に染まっていく。

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メドレーは、珍しくはない。でも、テンダネス。

ラブバラード満載である。

ただ、実は少しの違和感を感じでいる。

♪Sincerely　のロングトーンが少し足りない。

高音は無理して出しているのではないかと感じてしまった。

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前半ラストが　なんと　♪for you.....

きっと　のところがおかしい。

ラストの締めもやや苦しめ。

どうしたことか。体調の変化であろうか。

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もちろん、ミッションインポッシブルをテーマにしたHBPで、ラストに真梨子さんが中央に立って、ライトを照らす。

そのシルエットと、立ち姿がカッコいいのは言うまでもない。

しかも、後半の出だしは、♪ジョニィへの伝言　のアカペラ歌唱である。♪バイバイ　の笑顔。♪街角　のハード感。

様々な歌の表情を見せてくれる。

 

♪ごめんね　　は情感がこもった歌い方。しかし、さらっとしていて真梨子さんらしい。

 

アンコールの♪フレンズ。

とても綺麗なピアノのイントロから、オーケストラバージョンの歌唱。ただ、これもさらっとしている。

アップテンポの2曲を挟んで、

ラストの　♪枯れない花　は熱唱。

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まだ、コンセプトがわからない、

もちろん、オリジナルアルバムのコンセプトツアーなのだから、素直に　街角での恋模様　ととらえればよいのだと思う。

そこには、愛もありひたむきな人の姿も描いているのだから、

ただ、♪　for you...　が心配だ。

その年に応じた唄い方というのとは違うのだ。

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帰りにすれ違う人の波。

​なぜか、現実に急に引き戻された感覚である。

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2002.7.25 東京厚生年金会館

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