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LOVE AFFAIR
SEP.16.2016 Carnegie Hall
2016.916 New York からToshさんが速報を書き込んでくれました。
息遣いまで聞こえてくる繊細なコンサートホール。オープニングはヘンリーさん、小松崎さん、万照さんを中心にしたヘンリーバンドの演奏「可愛い花」。その後、マイクセッティングのための短い導入曲が流れ、しっとりとした「あなたの空を翔びたい」で幕をあけました。「ジョニイへの伝言」「遥かな人へ」と続き1回目のMC。その後1部は国内ツアーとほぼ同様で、流れる…の位置に「五番街のマリーへ」が入りました。衣装はブルーのロングドレス。
ヘンリーバンドプレイも同じで2部へ。
Heart breakerがなくなり、グランパの後「My Heart NewYorkCity」、「別れの朝」で終了。衣装は国内ツアーに似た形で色がベージュゴールド系です。メロンのライティングでメロン色になり、フレンズで衣装に宇宙のマッピングがありました。
アンコール1曲目に「New York State of Mind」「桃色吐息」と続きメンバー紹介。ラストが「for you...」。
衣装は白のロングドレス。天女の羽衣とかいう貴重な素材で、イヤリングがティファニーから借りた大変高価なものだそうです。「for you...」でも薔薇のマッピングがありました。
真梨子さんご本人も仰っていた通り、最初数曲かなりの緊張が伝わってきましたが、終盤の「別れの朝」は圧巻、アンコールのカバー曲等構成の素晴らしさが光っていました。また、舞台セットはないもののマッピングを駆使したライティングが、ライブの感動を引き立てていました。
固定カメラ数台で収録していましたので、何かしらインフォメーションがあるかもしれません。
OPPetite Fleur (可愛い花)
あなたの空を翔びたい
ジョニィへの伝言
遥かな人へ
死ぬまで一緒に
Mr.サマータイム
襟裳岬
五番街のマリーへ
はがゆい唇
ごめんね・・・
OLD TIME JAZZ
EVERYTIME I FEEL YOUR HEART
-君と生きたい-
HENRY BAND PLAY
O.Y.A.G16 (HENRY BAND)
君に会いたい
メロンの気持
時の過ぎゆくままに
フレンズ
グランパ
My Heart New York City
別れの朝
New York State of Mind
桃色吐息
for you …
いつも不思議に思う事がある。
楽しいはずの「夢」が、どうして「人」が加わると「儚い」という文字になるのか。
真梨子さんにとって夢はなんだったのだろうか?
真梨子さんは、かつてアルバム「cinema」で「夢」を歌った。
♫
夢って不思議ですね 思い通りに事が運ぶ
夢って不思議ですね いとしい人と愛をはぐくむ
仕事をして友と集い 忙しく明け暮れ
願うほど遠くなる 夢でも逢えない
モザイクで作られた世界を生きていくために
希望へと進むため 夢を見る
ある意味、NEW YORKは、人の夢と欲望がうずまき、涙も枯れるモザイクの街なのかもしれない。
かつて、真梨子さんは歌は仕事だからいつでもやめられると若かりし頃話されていた。当時の彼女にカーネギーで公演することが夢ということはなかったであろう。そして、「貴方と」をリリースした頃から、彼女のSingerとしての宿命としっかりと向き合って、一生歌うと頻繁に語り始めたのである。
すなわち、「高橋真梨子の世界には明日への希望がある」ということを心象風景の一部として、さらに描き続けてくれている。
人の夢とそして涙にくれる儚さがNEW YORKの街の色合いであるならば、明日への希望を歌う真梨子さんの世界はぴったりなのも言うまでもない。
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オープニングは「あなたの空を翔びたい」であった。
ジョニイがいる。マリーもいる。
そんなBarで流れる「OLD TIME JAZZ」
ツアーでは香港公演のカラーが強いが、
やはり 「My Heart New York City」
そして「別れの朝」。
アンコールが、ここでしか歌わないという
「New York State of Mind」
ラストはもちろん 「for you...」
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どこかで見たことがある。
そう、5th Love Affair である。
1983年、あの初々しい真梨子さんが小さな花束を抱えて、白い衣装で「for you ...」を歌い上げたあの東京厚生年金会館のステージ。あの時の、前に向かって生きていく高橋真梨子が、
今日もステージに立っていた。
人はなぜかこの時代に生まれ、誰かと出逢い愛していく。
思いを遂げられない儚い夢もある。
現実の無機質で冷たい世界のなかで、真梨子さんは絵空事の愛を描き、しばしの夢を叶えてくれる。
NEW YORK
華やかさと儚さが同居する街
失恋の歌でも、明日への希望を見せてくれる。真梨子さんは明日への希望を歌い続ける。
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熱唱である。昨年のびわこホール、愛知芸術劇場、そして今年のよこすか芸術劇場。
真梨子さんは、馬蹄形のホール、
2500人規模のコンサートホールがお気に入りである。
拍手の響き方が違う。
そして、カーネギー。「音楽の聖」が棲むといわれ、その存在を真梨子さんも感じ取られているカーネギーホール。
弦に弓が触れるところから発せられるその繊細な響きまでをも再現するクラシックホール。
ふだん感情をこめない歌い方、弦楽器の声質の真梨子さんが感情を込めたらどうなるか。
聖なる存在が、そして真梨子さんが、歌を通じて大きな愛の波動を送ってくるとはこういうことなのだろう。
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可能ならば、後半のコンサートも、New York Versionで行って欲しい。そのSET LISTの素晴らしい構成。
様々なシーンを描く Love Affair。
まだまだ、高橋真梨子は愛の歌を描き続けていくに違いない。
まり子さん、ありがとうございました。
(9/18 MDF監修・編集)