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Katharsis 背景映像
久しぶりに「コバルトの海」を感じ取りたくて、2008年リリースの「Swing Heart」を聴いてみた。以前書いたことだが、このアルバムタイトルも造語である。当時真梨子さんがブランコに乗っている32歳当時の週刊誌記事の写真をコレクションしたばかりで、なんとなくSwingという単語がグルーヴの良いノリとともに、風に乗っていい感じにとらえたものである。
とともに、博多のライブシンガー当時、バックをつとめたビッグバンドの名前が「ハミングバード」であり、この年の2回目のカーネギー公演と絡めて、お父様にも通じるものと感じられた。
このアルバムには、「教会へ行く」がリテイクされ収録されている。
ちなみにだが、このアルバムでの話題曲「my little song 」にEnglish Versionと添えられていることに関しても、英語詞は、日本語を直訳しないことと、曲のテーマとモチーフから、原曲は「枯れない花」であると考察したものである。もちろん、誰もこのテーマで考察していない。
以上のことは、MDF音楽館2007に掲載されている。真梨子さんの世界に触れれば触れるほど、奥は深い。
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さて、本題である。
コンサートで背景スクリーンに、映像が流れる。
特に、
「教会へ行く」
「五番街のマリーへ」
「追憶」
この3曲の背景映像には意味があると、今頃気づいた。
もちろん、推測であるけれど。
「コバルトの海」と「教会へ行く」がカーネギーでの2回目の公演の年のリリースアルバムに収録されていることがポイントであった。
さて、8/11段階では、以上まで書いて「教会へ行く」の背景映像の教会の場所そのものは特定できていないと記述した。
大切なのは、「教会へ行く」から「五番街のマリーへ」で映されるあの白い壁と青の町並み、白い壁に飾られた赤い花の映像である。
8/11段階では、「あの映像はギリシャのシフロノス島である。『桃色吐息』のギリシャである。住宅は、どの家庭も白い壁で統一されている。あとは、単色のマリンブルーと赤である。白い壁に、赤い花はよく似合う。」と考察した。
その後20年来のファン仲間であるmysdさんより、松戸森のホール公演の後にご連絡を頂いた。「スペインのミハスでは?」と。
はい、ありがとうございます。
確かに、正解ですね。
合わせていろいろと画像を探っていくと、アンダルシア地方のダルマール教会、そして崖の上に立つモンテフリオのヴィラ教会であるとあわせて考察してみた。
つまり、サンタマリアの青である。
mysdさんありがとうございます。
もちろん、そしてその意味するものは変わらない。
3回のカーネギーで着た真梨子さんのドレスの色である。
コンサート会場内の撮影はできないから、似た画像と、私が書いた「45周年によせて」の記事を一部再録する。
真梨子さんは時を綴る魔法を持っている。
3度のN.Y.Carnegie。
93年は白のウェディング
08年は赤のお色直し。
16年は羽衣天女のドレス
そして マリンブルー。
お父様お母様そしてヘンリーさんへの
感謝の気持ちを、色で表した。
93Carnegie
08 Carnegie
16Carnegie
ということで、「追憶」の海辺の映像は、バーミューダ島ということになるという推測に続いていくのである。
もちろん、これらは想像。でもこういう考察ができるのも、真梨子さんを彩る照明効果が、単色のグラデーションで真正面から意味を持たせているからだと思う。
これからもコンサートを楽しんでいきたい。
( 2018/08/11記 8/26改訂 )