LPでリリースされたLIVE盤。

構成としては非常にうまく並んでいる。

しかし、このコンサートはLPのためのコンサートではなく、ソロデビュー数え5年目に入るという3月に行ったステージである。よって、本来は、ステージの曲順であるべきだ。ところが、別表のようにうまく対比されて収録されている。

先に正解を書いてしまうが、コンサートの完全ライブ盤は、「MORE　5TH LOVE AFFAIR」のカセットテープである。近年スタジオ録音の音源の再構成による、ツアーのセットリスト曲順のCDが発売されているが、まさにそのライブなのである。

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当然、VTRテープで、「ランナー」が出てくるとアンコールのラストという感じがするが、ラストは「for you...である。

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コンサートの ON THE STAGEでの書いたが、

コンセプトは「AFTER HOURS」である。

とにかく、テンポがいいというか、全体的に速い。

いわゆる、じっくりバラードを聴かせるというよりも、グルーヴの良い明るい仕上がりといえよう。

その中でも、「ジョニィへの伝言」「五番街のマリーへ」はその後何度もリマスターされたように、この音源がもとになっているくらい素晴らしい声の伸びである。そして、「裏窓」。堅い声質で、たばこの煙のイメージが表現されている。後年の弦楽器のゆとりというより、研ぎ澄まされた緊張感とタキシードの真梨子さんのきりりとしたエアーを感じる。

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2019年の「この気分が好きよ」の温かい酒場のイメージ、JAZZYなイメージとは異なり、ストレートかオンザロックのNIKKAウイスキーの感じである。

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「stop my love」も「漂流者へ...」もLP

CDには入っていない。またA面とB面の曲順が対になっている。ここがある意味、LP とVTRとカセットテープと3種類持っていると十分楽しめる仕掛けになっている。