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AFTER HOURS
1982/11月よりスタート 郵便貯金会館ほか
「Dear」で、音楽活動の想いをひとつの形にした真梨子さんである。今思えば、ここで大きく外に踏み出さないのが真梨子さんである。
これが、2020年の私がまとめた、真梨子さんの原点回帰の謙虚さである。
あの女子大生風の、そして気の強い娘の真梨子さんはどこに行ったのか?
日本人作家のもの、大人でお洒落なもの、少し古めかしいもの、こんなこだわりで作ったアルバムのコンサートである。
このセットリストも完璧だ。
Lovesick Highway
ランブル
あなたの空を翔びたい
SEE YOU AGAIN
Tear
アフロディーテ
for you...
二人でスローダンス
come back to me
OLD TIME JAZZ
裏窓
女友達
涙もろいペギー
ワインのようなKISS
PEACE EVERYBODY
stop my love...
ランナー
SAMBA MAGIC
Brown Joe
真梨子さんは、こんなことを語っていた。
「バラードシンガー」として聞きに来てくれるファンが多いので、コンサートではなかなか冒険はできない。その分アルバムでは少し、いろいろとチャレンジしたい。今回も、演奏と同時録音をしてみたり、女友達やペギーで、ラブソングというより、友情をストーリー風に歌ってみたと。
このコンサートのセットリストを見れば、
2020年、ヒット曲がある限りその定番曲に縛られてしまう時間帯があることに、逆に不自由さすら感じられる。
だから、2019年「桃色吐息」が2曲目で、私は思わず「やったね」と思ってしまったのだ。この感覚は、なかなかわかりづらいと思う。
面倒見のお姉さんという感じの真梨子さん。
でも、「女友達」になぜか涙してセットリストから外して
その後現在まで封印している。
プライベートな出来事がオーバーラップする。
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タキシード姿も、スタンダートジャズへの畏敬の念
本来の自分の音楽の原点への振り返りを
思わせる。
oh- oh -Brownoh joe
扉を閉めるからぁー
また聴きたい、
また来ます、そんな一言を言いたいエンディングである。
(2020/0810 記載)