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2020年全国ツアー卒業の報に接して③
3/6 04:09 真梨子さん誕生日
寂しさの裏返し
今日もまたこんなに時間に書いている。
今まで3つも感想を書いて、その報に向き合っている。
どんなに冷静になろうとしても、その魂の震えを抑えている自分がいる。きっとこんな時は泣いた方がよいのだろう。
もちろん泣いている。
そんな思いで、昨年のレポートを読み返して見ていた。
多くの方がご存知の通り、私の書き方は浮かんで来るものに素直に身を委ねる方法でライティングしている。構成も自然に出来上がってくる。ある意味それはとても感受性の強い描き方である。
やはり昨年後半のconcertは、ある意味すごすぎる。
それは私のレポートでは言葉にしなかったけど、
もしかしてこれで終わりでもいいと本人が思っているほどの凄みであった。
concert帰りのTwitterや、メールで、毎回最高の出来とお知らせして来た。帰りの新幹線や電車の中で、ひとり感覚に浸る時、もしやと感じていた。正直に言うとこんなに連続すると体調に変化が出るはずだから。
それくらい覚悟を決めていたということだろう。
そしてそのやりきった感覚も決断の理由であろうと思う。
私の予想通り、毎回体力の消耗が激しかったのだと思う。
引き際、潮時というのは自分でしか決められない。
去年出来たことがコンスタントに出来るともかぎらない。
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だから、この決断は「HEART」である。
真摯に歌と向き合うということ。
それは、いつまでも
♪あなたの心の絵の中に 愛を映してたい.......
そういうバラードsingerの
そしてステージsingerの
精一杯の「メッセージ」なのだと思う。
だからこそ、新譜のタイトルにこの言葉が使われている。
そして、盟友の鈴木キサブローさんや松田良さんが新曲を書いている。
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かつてインタビューで、ふと廣瀬まり子さん本人が語っていたのを思い出す。
「私は普通の人で、高橋真梨子はみんなが作り上げたもの。だから私はコンサートを作る一員なんです。」
今まり子さんは、この一員から降りる。
それは、みんなの「高橋真梨子」であり続けたい、納得する姿を見せたいからでもある。
そして同時に私は、こんなに長い文なんかどうでもいい寂しい想いに包まれる。そんな夜明け前である。