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「高橋真梨子はウイスキーである」そして

「高橋真梨子は聖域Sanctuary存在である。」

満員電車に揺られ、これでもかというくらいホームに降りてくる疲れたおじさんたちも、そんなおじさんたちに挟まれて、つらい思いをする若い女性たちも、明日への希望を感じ取れるコンサート。ふと、帰りの電車の車窓に映る名もない人影を見ながら、そういう時もあったなぁ、君と生きたいなと、日常のちょっとした合間に「恋に似たもの」を感じ取る瞬間を与えてくれる。そんな真梨子さんの歌の様々な情景とSEEN。

「高橋真梨子はウィスキーである。」そして、「高橋真梨子は聖域Sanctuaryの存在である。」

2017/11/15

 

かつて、40周年の時のアルバムリリースに際して、山崎ナオコーラさんが素敵なコピーを発表しましたね。

高橋真梨子はウイスキーである。
人生は短く、恋ばかりに費やせない。
むしろ恋などしていない時間のほうが長い。
だから生活の合間に
「恋に似たもの」を味わう。
それはシングルモルトウイスキーであったり
あるいは、うっとりする曲であったりする。


そういえば昨年のコンサートのオープニング、お酒がつがれたグラスに氷の音がしました。つながっていました。素敵な演出のオープニングでした。
こういういことに気づいてしまうと、とても面白く奥深いです。

最近の私の"こんなこともある"というシリーズの投稿で、神社ばかり書いていますが、神社は聖域です。Sanctuaryです。自らの穢れを落としてくれる聖域です。心を癒してくれる場所です。

真梨子さんご自身は、バラエティに出演することなく、女優に転身することなく、そして売れる歌・ヒットしたらそれでおしまいという歌を歌うためでなく、自分の求めるVocalistとしての使命に従い、鋭い感性の自然体で身を委ね、自分のスタイルを貫き通してきた、いわば聖域の存在ですね。
真梨子さんの曲を聴く、その聖域に触れる、コンサートに行く、すると私たちは元気になる、ほっとする、また行きたくなる、いつまでも聴いていたくなる。
そこは、疲れた心や汚れた心を優しく癒してくれる素敵な空間です。


 

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