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ClaChic2

小林 信吾さん編曲

①君に会いたい

⑤思案橋ブルース

⑥死ぬまで一緒に

⑧さらば恋人

⑩白いサンゴ礁

⑪瞳はダイアモンド

⑬NEW YORK STATE OF MIND

林 有三さん編曲

②Mr.サマータイム

④襟裳岬

⑨いとしのエリー

⑫くちなしの花

⑮My Heart New York City

川嶋フトシさん編曲

③天使の誘惑

 

⑦メロンの気持ち

宮原慶太さん編曲

⑭黒いオルフェ

(C)THE MUSIX 2016

6/2今聴き終わりました。

いつも感じることですが、アルバムはひとつのコンサートです。Vonus トラック3曲を含めて、全15曲のコンサートと考えれば、8曲目から11曲目はコンサートのひとつの山場になりますね。素晴らしいvocalが流れてきます。

ここに、真梨子さんが特にお気に入りであろうと想像される曲を配置されています。

今回のアルバムを聴いて、やはりこのアルバムは芸能生活50周年のメモリアルなアルバムなのだと感じました。そのコンセプトと感じた内容は、6/5の川口リリアのコンサート感想で掲載することになるでしょう。

 

この感想では、収録された曲を別掲のように、編曲者ごとに並べ直してみました。構成がよくわかります。

こういうことをするのも、編曲のアレンジが真梨子さんの世界を演出しているからと思っているからなのです。制作サイドの方にも、鑑賞している私のスタンスが伝わると思います。

収録された曲のオリジナルの発表年度は異なりますが、概ね、小林信吾さんの編曲担当分は、グループサウンズを挟んだ音楽シーンの前後の曲ですね。「瞳はダイアモンド」と「NEW YORK STATE OF MIND」は後年の作品ですが、真梨子さんがP&Cで活動開始されるまでの曲です。

その編曲の特徴は、真梨子さんが高音を張り上げるフレーズが、伸びやかに出てくるような編曲になっているのが特徴です。また、サックスなどの演奏で「高橋真梨子の世界」を描こうとしているように鑑賞しました。

それに対して、林有三さんの編曲。竜真知子さんが訳詞した「Mr.サマータイム」は「君と生きたい」そのものです。考察でも述べましたが、原風景という感じです。林さんの編曲では、Electric Gut Guitarがとても上手く装飾音として演奏されています。

これが、映画を見ているような哀愁や登場人物の想いを表現しています。これも「高橋真梨子の世界」です。

​川嶋フトシさんの編曲は、ラテンです。可愛いラテンです。ある意味、真梨子さんの原点ですね。

さて、「黒いオルフェ」の映画は、リオのカーニバルを舞台にしている作品。登場人物は、ギターの音色で人々の心を癒し、恋に落ちます。また、ボサノバには、アコスティックギターは必要ですから、ひとつのポイントになりますね。

今回の​隠れたテーマの一つに、ギターの音色がポイントになっていることを感じていきたいと思います。

​(2016/06/02 記載)

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