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川口リリア-2
やさしい指
2009年 6月 4日/2021年10月11日加筆
「fiesta 」を聴いていて ふと「やさしい指」が、こういう曲なのかと改めて思った。会報で、結構、真梨子さんはメカに強いということが書かれている。
携帯もPCも真梨子さんは使いこなすことは
ずいぶん前から話題になっていたが、「やさしい指」にこのことは書かれている。
「たしか 大人になる頃 私の指 細くて美しい 指だったはず・・・・・・・
今は 動かす指から 文字を読んで
慣れない指先を撫でていたいの
人の愛の光が 煌めく道へと景色を創る 」
と真梨子さんは素朴な気持ちを歌っていた。
そして、その「人の愛の光 煌めく道」というのは、今回のNo Reason の舞台演出そのものではないかと思っている。
「闇から生まれた真心 教えてもらったもの 瞳のベールを」
このフレーズも、青春ポップスやグループ歌唱の軽い恋を表したような歌では、とても表現できない。
96年の真梨子さんの闇。
まさに、「浪漫詩人 」から 「for you ...」へ そして「ランナー」への世界。
私も、またひとつ教えてもらったという感覚である。
2009/5/25
今年もまた、この方法で愉しませてくれる。
それは、アルバムとしてのコンセプト
そしてステージ、コンサートとしてのコンセプトの対である。
高橋真梨子のスタンダード。
そこにいるのは、素顔の真梨子さんである。
No Reason
私は、このタイトルを
「何気にありのままで」と意訳したいとBBSで書いた。
これは
There is no reason why we should not do it.
を省略したものではないか、「やっちゃいけない理由はない」
真梨子さんが、ビートルズを歌っちゃいけない理由などない。
だって、歌いたいんだから・・・・
何気にありのままで・・・・と述べた。
また、こんな風にもいえるだろう。
「特別、理由はないけど、自分らしく歌いたいから・・・」と。
実は、昨年の東京国際フォーラムのコンサート記録で
すでに私はある言葉に注目していた。
それは、Unforgettable の出だしの歌詞である。
歌詞を表示したページでは、あえて色をつけてある。
Unforgettable that's what you are
「自分が自分らしくあるために」
「自分らしさを忘れずにね」といえるだろう。
「あるがままの自分で」と。
真梨子さんが昨年から言っていることである。
自然体を演じることなく、真梨子さんらしさが出てくれればと
思うのは、私だけではないと思う。
「何気にありのままで」
そんな副題をつけて、今年のコンサートツアーを見てみたい。