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執筆者の写真MDF MDF音楽館

♪ひびきの羽 藤岡友香(TOMOKA)さん

もう12年になります。

偶然見かけたテレビ番組、そしてオーディションが進んでメジャーデビュー寸前まで行ったのに、........というその出会いが、まるで1981年の東京音楽祭のTBSスタジオ審査の真梨子さんの様子に似ていました。

芸能界にこびずに、実力で歌っていく。

藤岡友香さんのその後の活躍は、ご本人のプロフィールをご参考にしてください。


もともと、米東海岸でソロで歌っていた実力派のソウルフルなシンガーです。

低音の響きから高音までパワフルでつややかなヴォーカル。

ふと、彼女のブログに感想を書き込んで、そして渋谷の小さなライブハウスを訪れてもう12年。その都会派AORのリズムとグルーブのよいヴォーカルを応援してきました。

そして、近年は、宮古島に拠点を移して、自然との共生をしているかのような活動。


さて、♪ひびきの羽 は、作詞が松井五郎さんです。

あの安全地帯の、そして真梨子さんの曲♪忘れない ♪黄昏人 ♪カリソメ

などの松井五郎さんの作詞です。

藤岡さんは松井さんとは、まったく面識がありませんでした。


(以下は藤岡さんのエピソードの一部から、私がまとめた記述です。

詳細は異なると思いますのでお許し下さい。)

ある日、彼女の脳裡に自然とメロディが流れてきます。

そして、その音律に合わせて、言葉がめぐります。何とかして、表現したい。

その熱い思いから、思いきってデモCDを松井五郎さんの事務所に送付します。

そして、なんと幸運にもお時間を取りましょうということに。

今までの活動や、この曲を大切にしたい思い、今後のことなど思いを伝えた彼女。

いろいろとお話しして約束の時間が来て、最後にお礼のご挨拶をとその帰り際に、

松井さんから、一枚の紙が渡されます。

そう、なんとすでに詞をつけてくれていたのです。


そして、誕生したのがこの曲です。



この曲のすごいところは、もともと1音に1単語以上のフレーズのまとまりの歌詞、抑揚で表現する英語曲をたくさん唄っていた藤岡さんが、

1音1語のロングトーンのことば。しかも、高音部のみで歌唱しているところです。

ぜひほかの彼女の曲や、ホイットニー・ヒューストンさんの名曲カバーやポップスのダイナミックなカバーも併せて聴いてみてください。

まったく違う歌唱なのです。透き通るハイトーンです。

そして、このVTRも素朴で素敵です。


戦争や終戦というテーマを超えて、生きていくことのその素朴さ謙虚さを忘れてはいけない そんな心の響きが歌われています。


そして、その姿は、81年にテレビで見た何か感情をぶつける真梨子さんの♪for you...の歌唱に触れたときの心の高まりと同じ感覚を持たせてくれた、藤岡さんのまったく別の新しいシンガー像で表現されているのです。


大切にしたい曲です

媚びずに外連味なく素の自分で表現する。これからも、そんな彼女のヴォーカルを聴いていきたいと思います。


MDF音楽館2014未来館館長 MDF











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