4連休でもどこにも出かけず所用をすましたのだが、
やはり時間の理・時間調整というのはあるようだ。
確かに、コロナ禍だから積極的な回避策というのもあるけれど、
実は今年は出雲大社(いずもおおやしろ)か熊野三山に行きたかったのだ。
ところが、予定を立てた週の前の週に、行きたい候補地がことごとく豪雨に襲われ大きな被害を出した。被害にあわれた方は大変だなというのは簡単だ。
しかし東京中心のニュース目線では、まったくわからない。お見舞い申し上げたい。
月曜から湯河原に行く予定は、前週末に起きた熱海の災害地まで5キロのため急遽取りやめた。出雲や島根熊野大社に行くべく準備していると、まさに八雲町や松江、そして広島が7月の豪雨にあう。そして、今回の熊野三山は、台風14号で和歌山・三重に豪雨である。
まさに、「行くな」というお知らせのごとくである。
幸いにもこういうこともある。
2019年の京都ロームシアターの公演の際に、
午前中はいつもの奈良の興福寺に出向き、そして帰りに近鉄奈良線を下車し酷暑の中、東寺に立ち寄った。ここで時間調整があった。
あの立体曼荼羅の広い金堂の中では、私一人だけが仏像群と相対峙する時間が20分近くあったのである。京都の名勝観光地でこれは珍しい。
そして、帰り際に大型観光バスが3台まさに止まろうとしていた。
まさに時間調整である。
そして、このときは、翌日に台風が接近し風雨が強まってきた。
上記のことは、台風には遭遇していないで回避しているということだ。
そのようなわけで今回は、改めて、DVDで出雲大社と熊野三山を参拝した。
そして、やはり勉強不足・心の修養不足を体感した。
何度も参拝やDVDを見ていても、「まだ早い」のである。
足りない。
今ではないのだ。
今は、来年のツアーの抽選予約受付中。
本来ならば、昨年の20年12月には、コンサートツアーが終わっていたはずだ。
しかし4か月後には、順調ならばツアーが始まろうとしている。
その時間の流れだけとらえれば、どれだけありがたいことかということである。
4連休。家の周りの整備や、部屋の整理整頓も進み、
部屋の中の色のトーンも統一された。
今日はゆったりとした時間が流れている。
♫ 時計は約束を忘れて
テレビは退屈を流す.......
そんな、まるでコロナ禍の日常にも当てはまるような歌詞。
そんな日常とは違う時間を、
少しだけ過ごしたい休日の午前11時過ぎである。
Comments