2020/11/18 オフィシャルHPにて
真梨子さんの5タイトルのアルバムが、タワーレコードより、スーパーオーディオCDとしてリリースされる情報が掲載されてます。
①ハイレゾ音源とSACD音源の違いについて
簡単に言うと録音方式が異なります。互換性はありません。
原音をデジタル化する際に、どこの音域を削るかということになるのですが、
ハイレゾの録音音域の広さ・情報量のある録音と、
SACDの音域の広さと一音当たりの情報量のきめ細やかさのある録音
との違いはあるものの、当然のことながら、CDとは比較できないくらいクリアで奥行きのある深さが出ます。もちろんその機能に対応したプレーヤーが必要です。
オーディオマニアのお話では、SACDのほうがより自然音に近い滑らかさがあり、
ハイレゾは輪郭が際立った硬い音という評価もあります。
今回のSACDハイブリッド盤は、2面構造であり、
通常のCDプレーヤーはCD面を再生しSACD機能のあるプレーヤーは、
SACDの録音面を再生します。
オリジナルのアナログ音源が当時としては高品質であるし、
そのアナログテープを最新の録音方式でリマスターつまり複写するので、
アナログ音源の良さを残しながら、よりクリアに録音再生されるはずです。
ということで、いままでの一般のVICL盤よりもより素敵に聞こえると思います。
②ただしこういう課題があります。
芸能人の格付け番組でのワインの区別のような例もありますが、
違うものをひとつの視点で判断すると区別しづらいのですが、
同じ物を複数の視点で判断すると、いろいろな面が見えてくるということです。
例えば、高品質な素材に十分な下ごしらえをした食材があるとします。
それを、クッキング部の部員と、日本料理の板前さん、
その食材にこだわった料理の鉄人が、それぞれ同じ料理を創ったら、どうでしょうか?
素材の引き立て方は異なり明らかに味は違います。
このたとえをCDプレーヤーやオーディオ機材の機能に置き換えてみればわかりやすいと思います。ラジカセとミニコンポとそれなりのオーディオ機材では、同じCDでも明らかに表現される音は異なります。しかも、いつも同じ機材で料理し再生していたら、
どんなに、真梨子さんの種類の違う高品質な作品があったとしても、
その差は捉えづらいと思います。
それは聞き手の能力ではなく、単純に機材の差なのです。
しかし、真梨子さんのCDは、今まで通常の16ビット仕様の、
いわゆる一般的なCDプレーヤーでもミニコンポでも
十分伝わるように仕上げてくれています。
そうでなければ、ヒットしません。
これが、ハイレゾ音源やSACDがリリースされていなかった大きな理由です。
需要がなければ、高価格になります。
実は、私もSACDプレーヤーは持っていません。
しかし、今回はハイブリッド盤でも4400円でさらにタイトルが「Dear」です。
幸い24ビット機とK2Mastering機能搭載の機材、MASH機能搭載の機材
そして、JBLとB&Wの2種類のスピーカーがありますので、
CD面の再生で対応できる範囲で、まず聴き比べたいです。
もちろんすでに品番のVDR盤とVICL盤では、比較して聴いています。
真梨子さんのヴォーカルも、低中音に厚みをもたすか、
高音をストレートに伸ばすか。
また例えば、
「Tear」のアルトサックスの鳴いているような音色や
「漂流者へ」の真梨子さんの繊細な声、
「浪漫詩人」のリフレインの響く音、
「そっとLovin' you...」のイントロの押し寄せる波のような音色の違い
など愉しんでいます。
今回は、さらに別のSACDで聞き比べに幅と奥行きを持ちたい
と思っているのです。
以上が、いつものように長い簡単な書き込みでした。
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