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Sweet Journey

1991.09.04

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(C)VICTOR ENTERTAINMENT  VICL-188

1.Summer Moon

2.流れる・・・

3.追憶のBlue

4.CRY

5.カイロから来た男

6.航海(さすらい)のヴァドゥーラ (Re-Mix)

7.Midnight Christmas Eve

8.After Love

9.さよならから・・

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Sentimental Journeyに対してなのだろう。

コンセプトを「旅」をテーマにして歌い上げる。

しかし、もう少し感覚的にとらえてみると、

甘美な感覚とhappy endまでの恋の行方、道のりという感覚のタイトルでもある。


いきなり「Summer Moon」で、

真梨子さんにとっての特別な存在の「月」が出てくる。
 

♪貴男は Goodbye 
 私は Love you
 むずかしい恋の行くえ
 夏は過ぎてくわ lonely heart

と失恋の曲で始まる。

ちょっと古めかしい言い回しだが、「Sweet Heart」と表記すると、これは恋人を示す。

これもタイトルへの伏線なのだろう。そして、

似たタイトルを2008年に体感することになる。
「流れる」は私には評することができない曲。

正直なところ、私の波長に合わない。
「追憶のBlue」「CRY」「カイロから来た男」

「航海のヴァドゥーラ」と異空間に誘うが、実はほかのアルバムと較べてもうひとつずっしりと来ない印象もある。

その理由はなかなか身近に心象風景が描けないからだとも思う。あくまで私の感覚である。

ただ、「Midnight Christmas Eve」 の
イントロダクションの綺麗な響きが印象に残る。

そして、
「さよならから...」は「far away」につながっていく。


concertの項でも書いてみたが、

もしかしたら、この段階でニューヨークへの運勢の新しい旅が予定調和されていたのかも知れない。

(MDF音楽館2007掲載文の改訂 2020/09/25掲載)

ORIGINAL ALBUM
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