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No Reason 3

No Reason 3〜洋樂想ひ〜

2012.9.12 VICL-63907

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1.Superstar

2.Besame Mucho

3.Smile

4.Imagine

5.Do Right Woman,Do Right Man

6.Quien Sera(Sway)

7.The End of the World

8.Love Letters

9.Oh! Carol

10.Unforgettable

11.Danny Boy

12.Johnny Guitar

13.I Left My Heart in San Francisco

14.When I Fall in Love

15.You'd Be So Nice to Come Home to

【Special Live DVD】(期間限定盤)

1.ごめんね・・・(from 1996 to 2010)

2.I Left My Heart in San Francisco

3.When I Fall in Love

4.You'd Be So Nice to Come Home to

原信夫とシャープ&フラッツとの共演の3曲は絶品である。真梨子ンのお父様がビックバンドの演奏者であったから、こういう機会は真梨子さんにとってとても嬉しい共演であった。善く言う言葉かある。

Cover Best ALBUM

真梨子さんが憧れている歌手の一人が、カレン・カーペンターさんである。P&C時代からカーペンターズの名曲は歌っていたし、カーペンターズ全盛時に真梨子さんもデビューしていることもある。ある意味天賦の才能を持った人が感じる感覚であろう。

そして、このアルバムがリリースされたのは、2012年であることがポイントだ。

2011年の震災鬱から接不調に陥った真梨子さんが、1曲目に選んだのが「SUPER STAR」であった。

私は最初のフレーズが聞こえてきたとき、凄すぎて思わず笑ってしまった。それは、涙が出てくるというよりも、真梨子さんやっさたねという祝福の木本でもあった。その感動の心の波動は、曲が進むにつれてますます高まり、ピアノのメロディが哀愁の和音を奏でるとき、それが真梨子さんのその時の心模様であると感じられた。復活の歌唱でもあった。

気軽に真梨子さんといっているが、まさに大スターである。

このアルバムの中には、ラテンもたくさん歌われている。こういう曲調は、テレビでしかそして、「桃色吐息」とか「ごめんね」という曲のみで切り取られたフレームでしか真梨子さんを知らない人には、抵抗があるのではないだろうか。

でもconcert空間では必要な歌唱なのである。

​「Smile」は「Unforgettable」は絶品である。

ナットキングコールの曲を歌うということが、まさに真梨子さんのお父様との共演という感じである。

大人のゆったりとした時間が、震災後の日本にどれだけ必要であったか。「Imagine」も明日への希望という意味では同じ方向性である。

まず自分から笑ってごらん。

世界が変わるよ。

​心閉ざさずに。

そんなイメージである。

「Do Right Woman, Do Right Man」がかっこよすぎる。

ハリー・べラフォンテノ名曲を挟んで、

JAZZの名曲が続く。

真梨子さんといいえば JAZZだ。

面白いことに、JAZZには、定型の歌い方がないように感じる。

その日のアレンジもある。

それはその日の生きた想いの表現だからだ。

真梨子さんは基礎がしっかりとあるからこそ、そういうアレンジができる。そんな、別空間にいざなうアルバムである。

(2021/05/31)

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