2013年、真梨子さんがペドロ&カブシャスでデビューしてから40周年目を迎えたメモリアルなベスト盤である。

特長は、定番曲のPremiumDisk と真梨子さんが選曲してセレクトしたMariko's Disk、そして今回の記念盤としてオリジナル音源ではなく、リテイクした曲をそのリテイクした音源と新しい2曲でまとめたAnniversary盤の構成になっている。2000年代に入ってSONGSでファンになった人たちを対象としているのか、真梨子さんのバラードを愉しめる構成になっている。ディスクのデザインもよいし、モノトーンの真梨子さんの画像も魅力的である。

まさに、コンサートのページで述べたように、時を綴って来た真梨子さんであればこその作品であろう。

実は、コンサートで聴きたい曲というページをMDF音楽館2007で掲載しており、コンサートのアンケートでも書いてきた曲がある。アンケートは毎回事務所に送付していたのでご覧いただけていたかと思う。実際、2015年以降にファンの皆さんの聴きたい曲のランキングを集約したものは、ヘンリーさんと真梨子さんにご高覧いただいているしconcertのMCでその旨のお話も出ていた。そこにいたるプロセスとまでは言わないが、いろいろな思いが詰められたDisk2であるように思えてとても嬉しかった。

​そしてさらに、特典のＤＶＤには、1982年の東京音楽祭の歌唱シーンが入っている。この映像をめぐっては、真梨子さんと私の間で、見えないキャッチボールが存在していることを確かに体感している。

​このデジタル版が収録されていることには、真梨子さんのメッセージが入っていることを確かに感じる。

​それが何か、2013年前後の私のコンサートのレポートを読んで欲しい。

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そして、コンサートの後に、オフィシャルとして真梨子さんにお目にかかる機会をいただいたのは、この2年後であった。　​

（2021/05/31記載）